5号島根の出版記念展。

Posted on 08 7月 2014

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思い出深い島根の取材が終了し、6月中旬に5号島根が完成しました。これを機に松江で二日間の小さな記念展を開催しました。搬入の日の朝、何よりもまず出雲大社へ5号を奉納してきました。本殿にお参りをすませると、気のせいか肩の荷が降りたような、体が軽くなったように思えた。

ワークショップとトークイベントを通じて、改めて島根の人々の奥深さに魅かれました。会場を提供してくださった寺本建築の寺本さんやDOORの高橋さんをはじめ、宿泊させてもらったゲストハウス阿樹亭の鳥畑さんや、いろんな方々と交流できたことは何よりうれしいことでした。

 

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残念ながら佐藤忠吉翁とは再会できませんでしたが、また近いうちにお会いしにいこうと思っています。昨年の末から通い続けた、宍道湖の天然うなぎのお店にも行き、念願の天然物をついに食べることができ、感動しました。

 

 

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七雲からは僕とヨシダダイスケと松本のりこの3名と、大阪の写真家、矢橋恵一君が参加してくれました。いろいろとお世話になっている編集者の上野昌人氏が、京都からトークイベントのために駆けつけてくださいました。僕にとって忘れられない出来事は、二日目の朝「こんにちわ」と、どこかで見覚えのあるお二人が、照れくさそうにギャラリーの入り口を入ってこられた。

 

 

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あっ!とすぐに気がついて、宍道湖でシジミ漁をされている黒崎さんご夫婦でした。お二人の写真を撮らせてもらった僕は、その後、宍道湖の天然うなぎのことを教えてもらっていたのでした。照れくさそうなご主人の茂さんを、後ろから押すように、奥さんの美栄子さんが、にこやかに晴れやかに、そして楽しそうに僕と話してくださった。きっとここへは「行きたいけど行きたくない、恥ずかしいし場違いだ」と茂さんは迷っておられたように思えて、それだけに今僕の目の前に黒崎さんご夫婦がおられることに、一人感極まってしまいあやうく涙が溢れ出すところだった。なにかが通じ合えたようで、ただうれしかった。感傷的ですいません、が僕にとっては忘れられない出来事でした。あのとき写真を撮っていなかったら、こんな出会いはなかった。このように心を揺さぶられることもなっかった。写真家になってよかったと思った。

 

森善之

写真・ヨシダダイスケ


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